2013/12/05

クリスマスにふさわしいグリザイユのお皿たち プチノエル

アドヴェントも始まって、さすがの南仏もクリスマスの飾りつけが少し始まっている訳ですが、私はタイから戻って案の定早速バタバタとしており未だクリスマスの準備ができていません。

でも自分のネットショップの事だけは忘れていませんよ!
グルニエイデコなりのクリスマスの商品をもうじきアップします。
前回はヤドリギの食器に絞らせていただきましたが、今回はいろいろあります。

その中から今日はグリザイユのお皿たちをご紹介します。

グリザイユとはモノトーンの事なんですが、グレーにあたるフランス語のグリから来ているのではないかと思います。
これはイエスキリスト誕生の場面のお皿です。
左側にマリア、右側にナザレのヨセフ(だと思います)が生まれたばかりの赤ちゃんのイエスを見守っています。
イエスは光に包まれ神秘的なシーンです。

ヨセフはマリアの婚約者とされていますが、マリアは処女でありながらイエスを身ごもったとされておりヨセフはイエスの父なのかどうかが疑問なところです。

お皿の周りには御心や天使、白いはとのサンテスプリなどキリスト教の鍵となる絵で囲まれています。

次にまたイエスキリストにまつわるお皿を・・・。
プチノエルはおりこうさんにしている子供達のお友達。
との見出しがあります。

プチノエル=子供のイエスキリストのようで、クリスマスにプレゼントを心待ちにしている子供は後ろのベッドで寝ています。
中央にいるのがつまりはプチノエル。
プチノエルがおりこうさんの子供のもとへプレゼントを置いていってあげている場面ですね。

しかしなぜサンタクロースではないのか。
現在のサンタクロースのイメージ、”赤いコスチュームを着た白いお髭のおじいさん”はアメリカで作られたイメージで、フランスにこのサンタのイメージが入ってきたのは1855年ジョルジュサンドによる記述からなのだそうです。

ですからこのお皿の時代1841-1876年の間頃には、きっと今のサンタクロースのイメージがまだ定着していなかったのでしょう。

それまでのフランスでは、イヴの夜にプレゼントを持ってきてくれるのは、この子供のイエスまたはノエルの雪だるまとされていたようです。
が、雪だるまは疑問が残ります。笑

Petit Jesusプチイエスはプチノエルとして子供達にプレゼントを持ってきてくれていたんですね。
フランスでもコカコーラの宣伝と共に現在ではもう赤いコスチュームの白髭のじいさんがプレゼントを持ってきてくれる人として定着しています。笑


こちらはお皿ではありませんが、珍しいリヨン窯のグリニーのグリザイユのピッチャー。

リアルな天使が19世紀のフランスのエスプリを感じます。

ハンドルの上部は鳥の頭、鷲でしょうか。
カッコイイですね。

そしてこちらはクリスマスとは関係ありませんが、大変貴重なお品です。
クレイユのソース用容器、グリザイユのソーシエールになります。

ナポレオンボナパルトが家族の為にクレイユに作らせたものと同じタイプのもので、ナポレオンが命じたソーシエールはパリ郊外のマルメゾンのコレクションとして保管されています。
http://www.culture.gouv.fr/public/mistral/joconde_fr?ACTION=RETROUVER&FIELD_98=LOCA&VALUE_98=Rueil-Malmaison%20&NUMBER=13&GRP=22&REQ=%28%28Rueil-Malmaison%29%20%3aLOCA%20%29&USRNAME=nobody&USRPWD=4%24%2534P&SPEC=&SYN=1&IMLY=&MAX1=1&MAX2=1&MAX3=50&DOM=All

行ったら見られるんでしょうか。
パリに住んでいた時にマルメゾン行ったのに、全然その頃は気がつかずにおりました。残念!

マルメゾンはナポレオンボナパルトと妻のジョセフィーヌの暮らしていたお城で、特にジョセフィーヌが気に入っていた家です。

ところどころに描かれた貴族の女性達は、どこかジョセフィーヌに似ています。
これがジョセフィーヌだとしたらすごい事だと思います。
でもはっきりした事は分かっておりません。

クレイユの刻印。

こんな風にプリントが薄れています。
それは古いクレイユのお品だという証拠。
19世紀中頃からプリントした後に釉薬をかける作成法になたわけですが、その前までは釉薬の上にプリントをしていたんですね。
だから擦ったりすると剥げてしまいます。

でもこのうっすら加減がまた素敵だったりして。

ナポレオン1世時代の夢を見させてくれるソーシエールです。


以上のお品たちは、もうすぐグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします。
美術館や博物館を観に来るような気持ちでオンラインショップを見にいらしてください。

見るだけでも楽しいですよ!

店長 イデコ
http://ideco.ocnk.net/