2014/06/03

フランスアンティーク ALFENIDEとクリストフルのシルバープレート製のカトラリー 

今回はシルバープレート製(銀メッキ製)のカトラリーのご紹介です。

純銀製のカトラリーはシルバープレート製のものに比べ強化に劣るのと、お値段が大変お高いのでグルニエイデコではほとんど「使いやすい」シルバープレートのカトラリーをご紹介しております。

こちらはALFENIDEの19世紀のお品で、デザート用のフォークとスプーンになります。
ディナー用のカトラリーは日本人のお口にはちょっと大きめ。
慣れていらっしゃる方なら別ですが、そうでなければこちらの小さ目のカトラリーは比較的使いやすいのではないでしょうか。

ALFENIDEはメタルブランと銀メッキの加工を生み出した会社です。
その後クリストフルに買い取られ、クリストフルがこの技術を今でも使い続けています。
ALFENIDEの刻印があるものは、新しくても1908年ごろまでとなります。
1880年代にはすでにクリストフルに買収されていますが、そのころまでALFENIDEの刻印が見られます。
今回ご紹介のお品もALFENIDE刻印のもの。

 表のほうがデザインが控えめなのは、フランスのテーブルマナーから来ています。
イギリスは表が豪華なんですよね。
それはテーブルセッティングの際に表側を上にする為。
フランスでは逆で、裏を見せるのがマナー。
なので、きれいなモノグラム(イニシャル)なども裏に付いているんです。

このモノグラムはRとDのようです。
結婚祝いでもらったり、持たせてもらったりしたので、両者のイニシャルが入っているのが普通です。
結婚式でいただく高価なお品物、でもフランスの中流~ブルジョワ階級の人々が使えるようになったのは19世紀の頃の事でしょう。
フランス革命後~ナポレオン3世の間に、それまでは王族や貴族だけのものだった銀食器が、一般家庭にもシルバープレートとして普及するようになったのでしょう。

 状態が様々でしたので、今回はランクを付けさせていただきました。
これはランクA。
細かな傷などの使用感は普通にでていますが、銀の剥がれはほとんど見られません。

 Bランクになるとフォークの先端に銀の剥がれが見られます。
でもこの程度ならば、私だったら使う範囲です。

こちらはランクC。
これもフォークの先端のみ痛んでいる感じになりますが、少し深めの傷が見られます。
これも気にしなければまだ使える、というお品です。
そもそもこれを使っていた方は、実際この状態で使っていた訳ですからね。笑

アンティークの食器は使ったことがなく、やっぱり気になる。
とおっしゃる方は、銀メッキ加工をお勧めいたします。
プロの方に相談されてみてください。
新品のようにきれいに再生されますよ!

黒ずんでいるだけならば、銀食器磨きで磨くときれいになるはずです。
ただ根気がいる作業なので、一度で黒ずみが落ちなければ傷をつけないような素材のスポンジや専用の柔らかい布で磨きをかけます。
でももっと簡単な方法があるようですから皆さん検索してみてください。
アルミとお酢と塩で簡単にできるそうですよ。

また、普段から使用していると黒ずみません。
普通に他の食器と一緒にいつもの食器洗剤で洗って、できればキッチンクロスで拭き取ってください。
長く使用しないでいると黒ずみます。

ルイ15世様式のきれいなカトラリー。
これもALFENIDEのもの。
19世紀の時代、カトラリーというとスプーンとフォーク、ナイフだけはナイフ専門の会社のものを使用していました。
このようにナイフもお揃いでそろうのは、とても珍しいのです。
もしくは20世紀に入ってからはよく見られます。

こちらのフォークとナイフの先は刃金製。

ナイフには刃こぼれが見られます。
古い日本の包丁と同じです。
放っておけば錆びるし、刃こぼれは逆に研ぎ直していただければ使えます。
フォークの先端も刃金ですので、酸化しやすい果物を食べて放置しておいたり、ずっと濡れた状態にしておくと錆が出てくる可能性があります。
ですが、油分のあるたとえばケーキとかなんかにはちょうど良いと思います。
(お食事用には小さすぎます)


ハンドル部分も美しく・・・。うっとり。

歴史のある銀メッキ製食器第一号のALFENIDEのカトラリーで食してみませんか?
修理も難しくないですよ。
新品を購入するよりかなりお安いはずです!
そしてやはり味がある・・・。

商品はグルニエイデコのオンラインショップ カテゴリー:シルバーウェア
http://ideco.ocnk.net/product-group/41