2014/07/03

アンティーク陶器から膜のようなものが剥がれて・・・?

今年になって、グルニエイデコでもクレイユモントローのオクトゴナルの商品を取り扱う機会がありました。
ご購入いただいたお客様に「新品のようにきれいですが、陶器を使う前に煮沸した方が良いのでしょうか」とのご質問がありました。
確かに陶器を初めて使うときは、冷たいものから使い始めるならばまだ大丈夫だと思うんですが、熱いものをいきなり入れると大きな貫入が入って割れやすくなる事があるのは事実です。
ピキピキと言ったらよいのでしょうか。笑
使っている最中にもキンキンと貫入が入る音が聞こえるときさえあります。
貫入が細かく入ってくれれば、使い方に気を付ければよいだけの話で問題もないし、逆に貫入は味があって良い、とおっしゃる方も多いですね。
コーヒーやお醤油、桃などのシミになりやすいものを放置しておくと貫入から色が染みて取れにくくなることがあります。(と、このお話をすると長くなりますので、また別の機会に)

煮沸のやり方は、ほかの方のブログからいただいたものですので、ただ煮ればいいって訳じゃないんです。
勝手に煮て逆に大切な陶器を壊さないよう、ご自身で検索なさってみてください。m(__)m

ただ、アンティークのお品はすでに使われたもの多いはず、なのでこのような事があるとは私も想像していませんでした。
いえ、以前にヒビの入ったスーピエールにこのような修復がされているのを見たことがあります。

今回のお品物はこれ。

オクトゴナルのブイヨンボウル。
何点か仕入れたものの中にシミがあったり、カケがあったりと風化しているものもあったので今回の現象にはお恥ずかしながら全く気が付きませんでした。

とても親切なお客様で、丁寧に詳細を説明してくださいました。
写真も送っていただき、これを使わせていただいても良いと許可をいただき、本当に感謝しております。

以下写真と一緒に何が起こったのかご説明いたしますね。(^^)

 ちょっとショッキングな写真ですね。笑
煮仏をされた後に、お米のとぎ汁を使っているとはいえ鍋の中のお湯が白いのではないかと感じたそうです。
そこでブイヨンボウルを取り出してみると、このような状態になっていたのだそうです。

 膜のように何かが剥がれていますね。

これは剥がれた後の膜です。

これは~~~!ショックとばかりにこのメールをいただいた前日に売れたブイヨンボウルがまだ家にあったので、煮沸してみましたが、大丈夫でした。。。
というのもシミのあるものでしたので、シミが見えているってことは膜はかかっていないはずではありますよね。

 また、ありがたい事に専門家の方にも聞いていただいたそうなんですけれど、この「膜みたいなもの」は釉薬ではないんだそうです。(釉薬がこんな風に剥がれてしまったら全部の食器が大変な事になりますよね!しかもそんなお話は聞いたことがありません。)

おそらくアンティークの陶器をきれいに見せるために施された修理によるもの、とのお話でこの膜状のものを取ってしまえば、使用するにあたっては特に問題はないのではないかとの事だったそうです。
取れた後のお品物も状態が良くきれいな状態なのに、ナゼこのような事をしたのか疑問だとおっしゃっていました。
私も同感です。
大変疑問に思いますが、陶器にグレ(砂岩)のような黒い斑点があるのを嫌う人もいらっしゃるので、それでこのような加工を試みたのかもしれないですね。
小さな斑点でもイヤという方がいらっしゃるのかもしれません。
でなければ他に思いつきません。


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いつもなるべく使えるようにときれいなお品物ばかり仕入れておりますが、きれいなものにもこんな落とし穴があるんですね。
アンティークの食器はコレクション用としてご購入いただくのが本望なんですが、実際使われる方の方が大半ですので。笑 (*‘ω‘ *)
また実際には陶器は大切に使っていただければ、何百年も使えるものだと思っています。
材料は土(大雑把な言い方ですが)なんですし。
もし釉薬が剥がれてきているようなら毎日は使わずたまに見せびらかすために使う(笑)とか、工夫をなさっていただければと思います。
釉薬には金属の成分が入っているそうですので、気になる方はたまに使う程度に。
現在の釉薬にも金属成分は入っています。
言い出したらキリがないのですが、気になる方にはアンティーク食器のご使用はあまりお勧めできません。
これは個人それぞれの感覚ですので。。。

私はよく使うもの、たまに使うものを分けております。(*^^)v

今回の件は大変勉強になりました。
と共に同じ業界の方にも少し知っていただけたら良いなと思います。
稀ではありますが、こういう事もあるんですね。

写真まで送っていただき、親切にご説明をいただきましたお客様に感謝しております。
この場をお借りいたしましてありがとうございました。m(__)m